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真夏の時間

通りかかっ

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通りかかっ


むかしむかし、塩を売りあるく商いというものがあったらしい。
その頃の豊後国の中津留というところに、貧しい塩売りの甚吉とその父親が住んどったそうな。父親は寝たきりの病人で、それも甘ウリしか食べられないという病気だった探索四十
しかし、その甘ウリを買うお金もない。悪事とは知りながら、甚吉は他人の畑の甘ウリを盗むことを考える
近くのお地蔵さまに、商いの塩をほんのすこしだけ供えて、父親の病気が早く治ることを願い、やむなく甘ウリを盗みに行くことを告げる。

いざ覚悟を決めて、甚吉がウリ畑に忍び入るや、いきなり地主に首をばっさりはねられてしまう。あわれと思いきや、落ちたのは甚吉の首ではなく、お地蔵さまの首だった。
この身代わりになったお地蔵さまの首を、通りかかった本田勝十郎という旅の修行者がひろった。
彼はその首を肥後の国に持ち帰ろうとしていたのだが、豊後の黒川というところで一休みしていたら、「ここに安置してくれ」とお地蔵さまの首がしゃべったという。

それから黒川の村人は、お地蔵さまの首を大切に守りつづけたのだが、そのご利益かあったのか、この黒川の地に温かい水が湧き出るようになったというinvision group 洗腦
この温泉をたずねる現代の旅の修行者(?)たちは、丸い木の入湯手形を手にして湯めぐりをする。
2か所か3か所の温泉をハシゴしたあと、不要になった入湯手形は、さまざまな願いをこめて地蔵堂におさめる雋景
いまどきの、甘い甘いウリはどこにあるのか。
それは、ここのお地蔵さまだけが知っているのかもしれない。
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